キャリアドリフトと IT エンジニア
キャリアの話です
関連エントリ
<キャリア> に絡めたて 先に二つのエントリを書いていた
キャリアドリフト という理論があるので、 (Web系の) IT エンジニアとを絡めて小さいエントリを書いてみます
キャリアドリフト
「キャリアドリフト」とは、自分のキャリアについて大きな方向づけさえできていれば、人生の節目ごとに次のステップをしっかりとデザインするだけでいい、節目と節目の間は偶然の出会いや予期せぬ出来事をチャンスとして柔軟に受け止めるために、あえて状況に“流されるまま”でいることも必要だという考え方を言います。
ドリフト(drift)とは「漂流する」という意味。キャリアドリフトは、神戸大学大学院の金井壽宏教授が提唱するキャリア理論のひとつで、同教授によると職業人生はキャリアデザインとキャリアドリフトの繰り返しであると考えられます。
自分の本業である (Web 系の ) IT エンジニアのスコープだけで絞って考えると、 技術の趨勢によって <ドリフト> を余儀なくされることがあるな〜と。いったいどんなものに流されるだろうか?
ぼちぼち思いつくものを書き下す。どうまとめたらいいか分からなくて、粒度がバラバラで混ぜこぜだがご了承を
- 言語の趨勢
- 盛り上がりを見せる言語、人気が薄れていく言語
- 最近は Rust とか Wasm の盛り上がりがすごいね
- 「〇〇言語の人気がなくなった」は 炎上しそうなので書かない
- 盛り上がりを見せる言語、人気が薄れていく言語
- フレームワークの趨勢
- フロントエンド周りのフレームワーク
- OS の進化
- ハードウェアの進化
- CPU、メモリ、ハードディスク、
- インフラ技術や運用技術の変化
- 新しいライブラリ・ソフトウェア・ミドルウェア
- 適用する技術の拡大
- 機械学習
- データ分析
- セキュリティ
- 新しいプラクティスの登場 / 常識化
- TDD , IaC, CI/CD
- DevOpS, DevSecOps
- 新しいプロトコルの登場
- ソフトウェアのバージョンアップ
- 古いのが使えない -> 新しいの使う / 機能が増えたり変わってたり
- コモディティ化
- 求められるレベルが底上げされる
- 技術コミュニティの趨勢
他どういったものがあるか
「〇〇 技術が得意です」「△△のエキスパート・専門家」をキャリアンカー (キャリアの錨、拠り所) としていても、技術の変化次第でアンカーごと押し流されてしまうようなこともあるだろう
<キャリアドリフト> を起こす変化とまではいかなくとも、「キャッチアップするために勉強せざるをえなくなった」「変化に対応するために新しいスキルを身につけた」... とった小さな波に揺られる経験は、技術者をやっていると必ず通過するのではないか
突出した技術者であれば、自らの作り出したもの (ソフトウェア、ハードウェア、手法・プラクティス ... ) で他人をドリフトさせている側に回っている人もあろうかと思う (例: 「〇〇 のコミッタです」「〇〇 を作ってます」 ) 。とはいえ、そういった人であっても全てをコントロールすることは叶わず、周縁の技術に関しては、ドリフトを余儀無くされそうだ
キャリアドリフトについては もうちょいと言語化したいが、ここまで