LLRing行ってきたよ!

http://ll.jus.or.jp/2006/

LLRingに行ってきました。開演10時半で、寝坊して一時間遅れでいったら既にほぼ満席でスゴい熱気だった。朝早いから席空いてるだろ〜と思ってたんだけどな。完全になめてました。

全然聞いたこと無い言語を扱っている方々もいて、自分が勉強不足なのか言語がニッチ過ぎるのかなんなのかよく分からないけど、とにかくコアな発表者さんたちばっかりでした。全然Lightweightな雰囲気じゃない w 朝の10時半から夜の9時までですごく長かったけど、あっという間に時間が過ぎたように感じるのはとても面白かったからに違いない。


感想殴り書き

写真はありません。たぶんどこかのどなかたが詳細なレポートを書いてくれる事でしょう・・・

  • やっぱりRuby

要所要所でRubyを意識したネタが多かったように思います。ああ頻繁に言及されていると盛り上がってるんだなぁという熱気を感じますね。 フレームワーク対決でもRailsチームが一番余裕を見せつけていました。Ruby(というかRails)の力を物語っていたように思います。

  • 竹迫さん

プレゼンが上手い。楽しかった。use Dan::Kogai と それPla と言っとけばとりあえずの笑いはとれるらしい。

終止関数言語の話です。高階関数、無限リスト、遅延評価・・・を熱く語る関数言語な人たち。 勉強した事の無い人にはエイリアンの会話だろうな。すごい世界を垣間見たような気がしておもろかった。Haskellネタが一番笑いをとってたなぁ。関数言語同士の愛憎がうずまくアカデミックな色合いが強いセッションでした。

Django(Python),Kahua(Gauche),Ethna(PHP),Ruby on Rails(Ruby)のフレームワークによる「タグ機能のついた家計簿実装する」対決(?
課題に自由度がありすぎて、フレームワークの比較があまりうまくいってなかったように思います。各自で「こんな家計簿できましたー」的な見本市にしかなってなかった気がする。もうちょっと制約の高い統一的な仕様を持った課題を出して、それに対して各フレームワークがアピールできる強み ー アジャイル、拡張性、実行環境、ライブラリの充実度、データベースとの親和性、ベンチマーク結果、ベースとなる言語の強み・・・等々 は何なのか?をあぶり出してほしかったなぁ。
ま なんだかんだ言ってもそれでもやっぱりRailsチームの印象が頭一つ抜け出ていたように思います。他のチームが平均1000行のソース打ち込み、作業時間も10〜20時間(くらい)に対して、6時間と200行ちょっと(テスト付き)で余裕を示したRailsチームが輝いてました。

  • LL Gong

発表の質にバラツキがあり過ぎたかなという印象。

    • Web上で英語->日本語のIME(?機能を実装しているSumibi.orgの発表がおおぉという感じでした。Wikipediaはてなの記事を読み込ませる事によって、変換エンジンが学習するんだよってのがスゴいな。おかげでkogai dan も一発で小飼弾に変換するらしい。
    • Plaggerの話はなんども読んだ事あるから知ってたけど、おもろかった。「それPla」は定番のジョークと化していた。
  • その他

今日この会場に足を運んだ人たちは少なくともどれかのLL言語に精通している人だろうし、一つに限らず数種の言語を使いこなせるマルチリンガルプログラマの方もいらっしゃると思います。とはいえ、ふだん自分が集中的に使っている言語以外のことはよく知らんよ〜って人も多いと思います。自分もそうで、Perl以外は深くは知りません。なので、なおさらのこと他の言語で何ができるのか、特質は何なのかという部分に目がいくんですけど、せっかくのプレゼンで 言語のソースだけをプロジェクターにひたすら写されて説明されてもなぁ ってのが本音でした。知らん言語だときつい。何やってるか全然。
プログラムの一番大事なところはソースではあれど、プロジェクターに小さい文字で写されたソースを読んでも全然ソースの意味するところが読み取れないし、基本的に知らない言語だとさっぱり分からない。ああいう大会場で、自分とは違うフィールドで生きている人たちを相手にしてプレゼン合戦をする際は、どれだけキャッチーで分かりやすいアピールポイントを見せられるかどうかだなぁと思いました。 

後ろ姿がそっくりな人がいた。YAPC::AsiaのTシャツ着てた方。素で間違った。後ろから声かけなくてよかった。