- アーティスト: ファルコヴフスカ,パデレフスキ,アントニ・ヴィト,ポーランド国立放送交響楽団,ヤニナ・フャルコヴァスカ
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 2000/02/01
- メディア: CD
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今日は中古屋さんでパデレフスキと言う人の作曲したピアノコンチェルトを買いました。
作曲家としてはすごくマイナーな人のようです。ピアニストにしてポーランドの初代大統領とのこと。
何にも予備知識が無くて、CD帯裏の
「…特に第二楽章の胸に染み入るような旋律の味わいは格別で、その切々と訴えるかのような美しさは、あのラフマニノフ第二協奏曲の第二楽章と双璧と言っても過言ではではありません」
とあるのに誘惑されて買ってしまいました。自分の大好きな作曲家のラフマニノフとためをはるって言われたらものっすごい気になるじゃん!
聴いてみたら確かに甘く感傷的なメロディーが香りを放っているいい曲です。が、なんとなく突き抜けない感じと言うか、多くの人に知られることの無かった所以が分かる気もします。2005年に生きるこの耳で聞くと、イージーに聴こえてしまう旋律が時折流れでてきます。全体の完成度はイマイチなのかもしれないですが、まぁ部分部分で大作曲家の名曲群に負けない珠玉のメロディーがこぼれ出てくることもあり、楽しむことはできます。そこらへんのちゃっちいクラシックもどきの曲など足元に及ばない強固な美しさはもってます。
第二楽章よりも、第一楽章のほうが初期ロマン主義?的な雄大なテーマが響き渡り、ピアノも怒涛の勢いで突き進みかっこいいですよ。
クラシックのマイナーな曲探しをすることはあまり考えていなかったのだけど、パデレフスキ関連でネット検索をすると歴史に埋もれた秘曲・珍曲がポツポツと見つかりちょっと聴きたい欲を刺激されました。
クラシックの楽しみ方のひとつに、同曲を違う演奏家・指揮者の異なった解釈で楽しむ というのもあるけれど、耳の肥えない僕には曲中心主義的な聴き方もはずせません。クラシック的レアグル盤探索をして見ましょうか・・・
以下メモ
ハイペリオン:モシュコフスキ アレンスキー ボルキエヴィツ ドホナーニ