年末年始に以下の著作を購入し読んでいた。書評を書くほどまでには咀嚼できていないので、書籍の内容の紹介は一切ない。御了承を :)
- 作者: ジェームズリーズン,James Reason,塩見弘,佐相邦英,高野研一
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 1999/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
組織事故とレジリエンス―人間は事故を起こすのか、危機を救うのか
- 作者: ジェームズリーズン,James Reason,佐相邦英,電力中央研究所ヒューマンファクター研究センター
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 16回
- この商品を含むブログを見る
どちらも同じ著者で重複する内容もあるのだが、翻訳・構成・挿絵がカッチリと書かれているのは古い方の『組織事故』の方だなという印象
日々イベント 🔥
現在 GMOペパボのセキュリティ対策室なる組織で業務をしているのだが、日々 大小のイベント ( セキュリティ ≒ 機密性・完全性 を脅かすもの以外にも、いわゆる障害 ≒ 可用性を脅かすものも何でも ) に遭遇している。
対策していても何か起きてしまったら どうするか?
組織を脅かすイベントが起きる前に十全に対策を重ねておくのは当然だ!!!1 そりゃそうだねと断ったうえで ...
そうではあっても避けようもない何らかのイベントは起きてしまうもので、では どうすれば 組織が迅速にイベントの発生を検知し、組織がイベントにより平衡を失った状態からリカバリーし、組織がイベントの損失を学習・アクションに転換していけるのか? というテーマでコミットできないかなぁと考えている
... とまぁ、そんなこともあっていろいろ読んでみるかと、冒頭の書籍を手にした次第
次に読みたい
下記の書籍も私の興味に答えてくれそうな中身っぽいので 次、手に取ろうと画策している
- 作者: Erik Hollnagel,Nancy Leveson,David D. Woods,北村正晴
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
「レジリエンス」という単語がややバズワード感あるので心配になるが、そういう本では無いようだ
ところで Google SRE 本の Postmortem Culture: Learning from Failure は 失敗(障害) から学習を達成するためのプラクティスとして よく知られたものだろう。
弊社でも 昨年初めより Postmortem を取り入れていて、ゆっくりと時間をかけて技術者の中で文化・プロセスとして根付いて来ているのを実感している ( 偉そうに書いたが私が提案・推進した訳じゃないので かしこ )
Postmortem もそうなんだけど、なかなかこういった組織的な文化・プロセス作りは一人で発起しても進まないもの。会社の中で取り組んでいくなら同士を募って進めたいところ。
『組織事故』『レジリエンスエンジニアリング』誰か一緒に読まない?