「人生で最も大変だったこと」 ってなんだろ?思い当たる経験がすぐに出てこない。むしろ、現在の生活がこれまでの時間の中で一番鬱屈としていて克服しきれていないなぁ。
この質問に対して、例えば「大病をわずらいながらも大学受験に望み臨み受かった」とか「経済的な支援が全くなく、学費は全て自分でバイトしながら払い学生生活をおくった」だとかを答えたら あぁそりゃ大変だ、よくそれを乗り越えたね と感じると思う。ただし、それだけで評価しててしまうのは何かフェアでない気がする。同情を禁じ得ないようなある種の不幸をもって、こういった評価の物差しにしてしまうのは危険を伴う気がする。「不幸は他人と比べるものじゃない」と村枝賢一の漫画のキャラが言ってたけど、その言葉が思い返される。
総じて、これは評価する側の器量の問題になりがちなのだろうけど。当事者としては 人生で最もたいへんだったこと に変わりはないのだから。一見シンプルに見えるけど、実際はかなり難しいテーマだなと思う。
そうではなくて、自分自身に自ら困難(挑戦)を課してそれに挑戦し克服した というたぐいの経験ならば余計な感情抜きに判断できそうだし、アピールする側もポジティブさを持てる。自分の生活に +α の刺激を呼び込んで、常に前進していこうという姿勢。近藤社長がアメリカに行っちゃったみたいに。