iTunes7 Sambaで聴く mt-daapdで聴く

iTunes7がリリースされて幾日かたつけど、インターフェースが大きく刷新されて便利な機能追加におおむね満足してる。特にジャケット画像を大きく表示するモードがお気に入り。ただ問題、というか不満がないわけでもなくて・・・

自分の持ってる音楽ファイルは容量が大きくなり過ぎてノートPCに入らないくらいなので、全て自宅のLinuxサーバーのHDDにつっこんであります。音楽ファイルの入ったディレクトリをSambaで公開して、そのディレクトリをノートPCでマウントしてiTunesで聴くという方法をとっています。自宅のLANに繋がっていればOKなので、外付けHDDのケーブルからも解放されるしノートPCの残り容量を気にしなくていいのが健康的です。(SambaでなくWebDAVなんかでもできます。)

この方法をとる場合、サーバーの音楽ファイルの入ったディレクトリをマウント後に、iTunesの設定でiTunesミュージックフォルダの場所」にマウントしたボリュームを指定する必要があります。これがなかなか面倒で、「iTunesミュージックフォルダの場所」でサーバーのフォルダを指定しても、ノートPCがスリープしたり再起動したりしてサーバーとの通信が途絶えてしまうとフォルダがアンマウントされてしまいます。この状態でiTunesを起動すると、「iTunesミュージックフォルダの場所」がノートPCのフォルダに戻ってしまいます。iTunesが気を利かせて自動的にフォルダを再指定しなおしてくれるのはいいんだけど、何かあるたびに自分でマウント->フォルダの指定 という作業をしないといけないのが実に面倒です。

これの解決策としてmt-daapdを使ってiTunesサーバーをたてる(google)という方法があります。文字通りiTunes用のサーバーをたててしまう方法です。(やり方は他のサイトの方をご参考に。サーバーとクライアントのLANセグメントが違う場合は何らかのプロキシを立てる必要があります。Macの場合はRendezvous Proxy.appというソフトを使って解決できる。)
この方法だとSamba等でごそごそとマウントしたり、フォルダの指定等の面倒な作業は必要ありません。サーバーがうまく動くと、iTunesの「共有」の欄にiTunesサーバーが表示されるので、それに繋いで音楽をエンジョイするだけです。

ただこのiTunesサーバーで音楽を聴く方法をとった場合は、再生されている曲のジャケット画像が表示されません。iTunes7で追加されたジャケット画像で音楽を選択する機能CoverFlowも使えないのが実に残念。ジャケットを見ながら音楽を聴くのが楽しいなぁと思ってたのに、共有時の再生ではそれが出来ないとはなぁ。

ということで結局Sambaでマウントして聴くという方法をとっています。ジャケット画像が見たいんだもん。

スリープ解除時や、PC起動時などに自動的に音楽フォルダをマウントしてその情報をiTunesに教える というスクリプトでも書けばいいんですかね?できるのかな、そんなこと・・・と悩んでます。


ところで、iTunes7ではこのジャケット画像一覧表示用に特別なファイルを構成して、それを何らかの形でキャッシュすることで高速な画像表示を実現してるようですが。詳しいことはちと不明です。(iTunesフォルダの中にAlbum Artworkというフォルダがあって、その中に見慣れないitcという拡張子のファイルがある。iTunes7でライブラリを再構成する時は、このitcファイルの作成とギャップレス再生の情報の設定とXMLライブラリの作成をするのでエラい時間がかかるようなった。)