GW(2) 那須〜仙台 🚲

5/2(火) 那須から仙台へと帰省

をメインルートとした

349号線は交通量の少ない穏やかな道で信号もほとんど無く、宮城の丸森まで延々と北上するコースになる。ただし、4号線よりも細かなアップダウンが続くので体力はジワリジワリと削られる

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結果を見てみると、東京都内〜奥多摩〜柳沢峠を走るのと同じくらいの獲得標高と、2倍の走行距離となった。優しいルートでは無いかな ...

hiboma.hatenadiary.jp

走行距離 252 km, 獲得標高 1797m, 走行時間 11時間29分, 総時間 (休憩・停車含む) 15時間25分

ルートの計画

事前にルートを考えた際に、こちらのブログが非常に参考になった。感謝であります

michinoku-cycling.blog.jp

「誰かが走ったことがある」という情報はそれだけで有用。見積もりや計画を正確にたてやすくなるし、移動の不安が和らぎ疲労感の軽減にも繋がる (前人未踏のルート走破 に燃えるタイプの人もあろうが、私は過剰な冒険はちと避けたい)

出走

4:00 頃に西那須野から出走。白河市までは4号線を使う.

おはよう、那須連山

前日の疲労が全く抜けていないのと、朝方の冷え込みがキツくて体が温まらず、全然速度が出ない. (巡航速度 20km/h 位でノロノロ走行 )

途中、荷物チェックをしたら サドルバッグの留め具が外れていた事に気がつき、中に格納していたウィンドブレーカーとサプリメント類を落として紛失していた。非常に痛い不注意ミス。ウィンドブレーカーは予備も携帯していたのだが、ただ単純に道具を無くした凹みで元気をロスした

引き返して落し物を探しに行く気力もなく、北上を続けた

出走して最初の 1-2 時間がこの日で最もしんどい時間だった. ペースが上がらないのでリタイアも考えたが、福島にはいるといくらか力が湧いてきたので続走を決意

福島県

福島入り

那須塩原〜白河間の4号線は舗装がよくないし細かなアップダウンも続くので、序盤から根こそぎ体力を奪っていった. もう一回走りたい道ではないな ... 294号の方が楽。

序盤で疲労を溜めてしまったので、白河市に入ってからは阿武隈川沿いの田んぼ道をのんびりゆく。

薄く霧がかったあさぼらけ。今回の旅程の中でも抜群にすてきな風景だった.

ここらへんだよ

矢吹町

矢吹丈と似ている

悪戸古墳

つよそうな名前の古墳ですな. 野木沢駅の近く

国道4号線を避けて、道中、ずーっとこんな感じの道を走る

郡山市

特に何もないところで郡山入りする

田村町田母神

珍しい地名。同性の有名な方がいるが、その人の出生地らしい。なるほどね

鄙びた風景でホっとする

田母神〜小野町で小ぶりなヒルクライムをこなす.

小野町

名もない峠道をへて、小野町に突入

地蔵さん

由来はよく分からない何かの石碑

昭和な香りがのこる小野町. いやー こういう町を巡るのが楽しいんですよ

田村市

国道 394号線を無心でひたすら北上して、阿武隈川にぶつかるまでを目指す

田村市のあたり. 磐城街道

八重桜がまだ残ってる.

ドラえもん

おや、店先に何かいるぞ ... !?

ひゃっはー

ストリートビューでも確認できる

二本松市

二本松を越えると、仙台に向けて下り基調になりだいぶ楽になった。

合戦場のしだれ桜

しだれ桜が有名なスポットらしい。さすがに桜は散っていたが、春に訪れたいね

針道

謎のキャラクタを見つけた。なんだろね、これ

ググってみると「針道のあばれ山車」という 400年以上の伝統あるお祭りの山車の飾りらしい。なるほどなー

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ここの諏訪神社のお祭りだという。この鳥居、たまたま撮ったんだよな

針道のあばれ山車。福島県二本松市針道で毎年行われている諏訪神社例大祭。そのあばれ山車を運営しているのが針道若連連合会。針道若連連合会公式サイト に詳しく書いている

川俣町

まだまだ 349号線を北上

コスキン・エン・ハポン(Cosquín en Japón)は、福島県伊達郡川俣町で毎年開催されているフォルクローレの音楽祭である。10月の体育の日を絡めた3連休に実施されている。

コスキン・エン・ハポン - Wikipedia

こんなお祭りがあるんだなぁ

国道349号線を走った記録写真

伊達市

伊達市に入る

「霊山線」は「れいざんせん」 ではなく 「りょうぜんせん」である。初見じゃ読めないよね

相変わらずのんびりした風景が続く

阿武隈川

15:30 に阿武隈川に到達

補給を疎かにしてハイペースで飛ばしたため、ハンガーノックになりかけたので ご飯休憩を長めに入れた

兜駅

前回通った時は真っ暗闇でめちゃ怖かった が、明るいといいところだ

宮城 丸森町

ここ以降は仙台まで特に難所も無いので、気を張らずに走っていける。

阿武隈川でも鯉のぼり

349号線の見通しは悪い。速度を落とし前照灯で対向車の注意をひく

住民の切実な叫びを感じる看板だ

丸森に下る途中の阿武隈川は表情がころころ変わるのが面白い

やってみっぺ

丸森

川ぞいに下ると丸森に到着. ここで 16:30. 穏やかな流れになった阿武隈川

角田から亘理方面に向かう途中、雨になるかどうかのギリギリ感がでてきた (結局 雨にはならずにゴールできたが)

角田山元トンネルを抜けて、亘理にでてから仙台へ北上した

岩沼〜仙台へ

日が暮れてしまい、岩沼から4号線を再び戻り、仙台へと走った。「ここは埼玉」と言われても一見分からないバイパス風景. ファミコンのゲームで最後のステージでミスをすると最初のステージまで戻される罠があったりするが、そんな微妙な気分になった

ここらが最後の砦で、退屈なんだよな ... どこか面白いルートはないだろうか

太子堂のあたりに到着して 19:00. あとちょいと

仙台駅に 19:28 到着

実家に転がりこむようにゴールして終わり。疲れた. 落し物をしたが、特に車体トラブルや体調不良もなくゴールできたのでよかった。


5月は、真夏に比べて熱気で疲れることもないし、水分補給の回数は少なくてすむし、超ロングで延々と走るには良いシーズンだと思った。ただし朝・晩がかなり冷え込むこともあるので、必要かどうか分からない防寒用の荷物が増えるのが面倒かな. 携行した荷物の総重量はせいぜい +3kg 程度なのだが、それでもペダルの踏み心地に大きく負担となってのしかかるので、常時 負荷トレーニングをしているような気分でもあった.

地震原発の事故以後、 福島の浜通り = 太平洋側/常磐線沿いで東京〜仙台を走破するルートが途絶えてしまったと思ってたのだが、下記ブログを見るとバスの輪行原発の立ち入り禁止区域をクリアできるようだ

no-bicycle-no-life.com

今度はこれを使ってみようかなぁ