ストレス発散まとめ買い
ラフマニノフ と言ったらピアノ協奏曲が圧倒的に有名ですが、アシュケナージ指揮の交響曲第二番を割安で見つけたので買ってきました。広大なロシアを髣髴させる重厚な第一楽章からラフマニノフ特有のロマン主義全開の美しさ。
アシュケナージの指揮歴がまだ浅いころの録音なので評価はイマイチなようです。でもイイね、これ。
ちょっと長いけど。
ワーグナー:管弦楽曲集第2集 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲/他
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ワーグナー,カラヤン(ヘルベルト・フォン)
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1996/02/21
- メディア: CD
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う〜ん 金色の糸で織り込まれたタペストリーのようにキラキラとした弦楽隊の音色と圧倒的な迫力を見せ付けるオーケストラ。感情を排した、美しさのための美しさ と言った感じでしょうか?
カラヤンのやってた第4楽章が印象的だったので、中古屋にひとっ走り。どれを選んでいいのか分からないので「名盤」の文字が輝かしいインバル と言う人のCDに決定しました。クラシックで「名盤」とあると、いろんなレビューを見ても評価の高い名演が詰まっているので安心します。
ロックとかジャズばっかり聴いてたころにはクラシックなんて、ましてやマーラーなんて小難しそうで聴けないなぁと思っていたのに、今では理解したとは言わないけど、演奏や曲の美しさを嗅ぎ取ることはできるようになったなぁと思います。
苦手だなぁと思う音楽のジャンルも、何か自分の好きな曲でとっかかりを見出せれば段々とその良さを感じ取ることが出来るようになるんだと思います。
僕がクラシックといわれる音楽に傾倒し始めたのはドビュッシー「アラベスク」が始まり。映画で使われていたので集中的に聴きこみました。最初はドビュッシーから派生してラヴェルとか印象派周辺を聴いてみたり。クラシックピアノの旋律の楽しみ方が何となく分かるようになってきてからはピアノ協奏曲も楽しめるようになりました。ラフマニノフの二番を聴きながら村上春樹を読み耽った覚えがあります。
今では大好きなジャズにしても、最初はビルエヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」でさえ何だか堅苦しく感じていたくらいだったけど、自分の好きな旋律やリズムを発見してからどんどんとその魅力に憑かれていったように思います。
全然好きじゃなかったダンスミュージックにしてもクラブで爆音で浴びる快感を知ってから楽しんで聴けるようになりましたし。
どんな音にしても自分なりの楽しみ方のとっかかりを見出すことですんなりと導入ができるようです。楽しんでもいないのに無理してジャズやクラシックを聴くの時間の無駄でしょうね。楽しくなってから聴いたほうがいいと思うな。
楽しくも無いのに見かけを繕うために「洒落た」音楽を「かける」人たちがいますが、なんともさびしいことです。しかも残念ながらそういう見掛け倒しが好きな人は世の中にたくさんいるようです。すなおに楽しめる音を聴くことが「音楽」の本質の一部分であるように僕は思うんですけど。。。