雑感 プログラムとあれこれ

オブジェクト指向プログラミング(OOP)は「現実世界のモノのあり方をプログラミング手法に取り込む」なんて風に語られたりする。(厳密なことは置いておいて)
現実=>OOP じゃなくて OOP=>現実 、つまり逆に現実世界にフィードバックさせるとなると どんな例が妥当かなって考えたりする。

まさにOOPっぽいなと思うのは黒川徽章の中銀カプセルタワービル

このビルは、カプセル状の部屋が軸となるタワーにぼこぼことくっついている作りをしている。ちょうどブドウみたいな感じ。それぞれのカプセルは一個の部屋になっていてベッド、シャワールームのついているユニットとして機能する。カプセルの設計図はすべて同じ物を使ってるんじゃなかったかな。

このユニットをOOP的な視点から見ると一個一個の部屋はモジュールのように見えるし、もしくは共通の設計図(クラス)からボコボコと生成されたインスタンスみたいにも見える。ここのインスタンス同士は、窓が東西南北どちらを向くか ぐらいの違いしか持たない。 

このユニット部屋は、老朽化など 交換を要する事態になったら新しいユニットと交換できるように設計されているらしい(ユニットはメインとなるタワーにボルト付けされている)ま 交換するのにはかなりお金がかかるから、うまく機能していないらしいんだけど・・・

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あと劇的ビフォーアフターなんて番組があるけど、あれはリファクタリングみたいなものか。外部のファサード(= API?)、骨組み(= クラス同士の関係?) は既存の構造を利用しつつ内装を改装(リファクタ)していく。建築の世界ではリノベーションとかコンバージョンとか言う、簡単に言うと リフォーム。


プログラミングの世界と、現実の世界をいろんな観点で繋げてみて見ると おもしろいよ っていう雑感でした。もっと書こうと思ったけど続かない。大したネタじゃなかった