ETech2006レポートを読んで、プチ雑感

id:naoyaの「ETech 2006 レポート」で

Putting the Fun in Functional
(中略)例えば Collecting の例として World of Warcraft (WoW)のスクリーンショットを交えつつ、ゲームでアイテムをコレクトするというのはそのゲームをプレイするための目的として強いモチベーションを生むし、すごいコレクションは人に自慢したい欲を生み出し、さらなるコレクション欲を生み出す。WoW のほかにもポケモンとかが良い例です、と。そして、MySpace (海外の Mixi みたいなの) では、友人をコレクトするのがコレクションを集めることに等しい。MySpace はコレクター魂を刺激するようにうまく作られてる...といった感じでいろんな事例を紹介してました。

と書いてあった。コレ読んで、そう言えば以前友人oxがmixi内の日記で

二、マイミクシィ
物象化された我々の分身はプロフィール欄の中でトレーディング・カードのような四角形に収められる。そしてカードを収納するクリア・ファイルは潜在的には登録者の数だけ存在する。そして、その数は現在のところ増え続けている。
ちょうどIT企業の乱立のように。しかし、この上昇曲線にもやがて安定期が訪れるだろう。やがて全てが惰性力に回収されることは悲しくもあるが、現実の一側面であり、人間の思考そのものの外化でもあろう。そして、他ならぬ我々の(擬制的・カント的)悟性が惰性力と共犯関係にあるのだから、これは避けがたく、下手をすれば理性はこれを望んでもいるのかも知れない。マルクスは惰性に回収された後の世界にユートピアを夢想した。皮肉を込めて全力でこれを夢想した

mixiの「マイミク」は一種のトレーディングカードなのだよ!と分析していたのを思い出した。似たようなポイントを抑えているかな っと。なかなか良い視点だったってことですね。


それだけっす