社会科の授業にGoogle Map 、Google Earth を。


小学校・中学校・高等学校の社会科(特に地理。歴史でも)の授業で、Google マップ/サテライト もしくはGoogle Earth を使うと楽しいだろうな と考えていました。もしくはGooglw Map APIを利用して、教育機関用にエデュケーション・マップ・サービスを作る。絶対楽しい。
(僕は教育機関の中の人じゃないです。なので現状なんぞ知らんです。適当書きます。すんません)

テーマは共有・視覚化・連繋


■記号ばかりでつまんなかった地図


地理の授業で詰まらなかったのは「じゃぁ○○ページの△△市を見てください」とせんせーに指示されてページを開いてもページの中にはずらずらと意味不明地図記号が並ぶだけ。この街が実際にどんな街なのかが てんで分からない。△△市の地図と□□町の違いは、ただ記号の並び方が違うだけ。いや、どこの町も全部同じに見える


ロッキー山脈もヒマラヤ山脈奥羽山脈も絵の具の塗り方が違うだけやん。


■ページで決まる勝手なヒエラルキー


不満だったのが、ページで決まるヒエラルキー

学校でもらう地図帳にはたしか世界地図と日本地図が載ってあったと思う。表紙に近いページには世界の地図が並ぶ。僕の住んでいた東北の地図はいつも後ろの方に載っていた。
「地図帳において、東北は必ず後ろの方のページに載ってる」。ちくしょー!
(詳細地図ではこの限りではない)

■ページで切れる世界


世界がページで区切られてるのって変だ。66・67ページが関東で、68・69ページが東北。いや、世界はつながっている。ページの切れ目はどこにも無い




Googleマップ/サテライトで地図を見る楽しさ


Google マップ/サテライト はほんとに楽しい。Googleサテライトの衛星写真は、無機質だった世界を色鮮やかに演出してくれた。生まれた街もカラフルだった。懐かしい森が見えたり、知らなかった湖を発見したり、感動、そして興味は尽きない。写真の威力はすさまじい。


=>写真で世界を眺める体験は大人も楽しい。子供も楽しい。


Googleサテライトをただひたすら眺める時間を生徒に与えて、気になった土地をピックアップさせるだけでも意義ある授業になりそうだ。もしくは近藤社長みたいに、「ここはどこでしょうか?クイズ」を出すだけでも楽しい授業になりそう。発見した生徒には勲章として、発見した地図上に自分の名前をプロットできる、とか。モチベあっぷ!小学生で、よくできましたシールドリルにやたら張りまくってる奴がいたけど、それのマップ版が出来上がる。


*そして、地理が大好きな子が増えて、突撃隊が増える w

(『ノルウェイの森』にでてくる、地図が大好きな大学生)



■学校が繋がる

GPS位置情報を使い、コメント・写真をプロットさせる機能を使って、学校間連係をとるといいんでは。おもしろそうだよ。


自分たちの街の社会科見学や研究をマップ上にまとめさせる。

他の学校でも同じ事をする

サービスを市や県レベルで連係して使っとけば、他の学校と繋がる。
地域に住む学校の生徒たちによるコメント写真が、地図にあふれかえる。

生徒の視点での地図が構築され、繋がる。「探検、ぼくのまち by WEB2.0」。



歴史でも使えるな。「桶狭間の戦い」とか「関が原の戦い」なんぞがあった場所をプロットしといてデーターベースとして使う。データーベースは学校間で共有。

ヨーロッパの「○○民族の移動」とか「太平洋戦争での日本軍の進攻の様子」とかも、プロットした点同士を結ぶ記法を使えば、動的な感じで情報を視覚化でき、覚えやすいと思う。

歴史用の地図には年代遷移ツールバーが存在する。ツールバーをいじると、国境線や国の名前が年代に応じて動的に変わる。ヨーロッパは劇的に変わるから楽しいだろうな。アメリカのフロンティアラインも。また、年代に応じて歴史的な事件が起こった場所のプロットが出てくるようにもできる。Ajaxテクでできる?

とかね。


■世界は繋がっている


Ajaxによって、世界が「ページ」によって切られることはなくなった。Google Mapの中では、故郷の東北も「連続する世界」の中にあった。縮尺によって世界が区切られることも無い。地球全体を眺める神の視点から、自分たちの街を眺める鳥の視点まで、縮尺はスムーズに遷移する。


=>ページの区切りは連続的な世界観を構築する邪魔になと思う。非ページ遷移、可変的な縮尺は連続的な世界観を与える(と思うんだけど)ページによって分断された地図を、パッチワーク上に繋ぎ合わせて世界観を構築するのでは駄目だ。


↑地球儀は連続的な世界を与えてくれるものであるな。


■イメージを繋げる


=>記号と、現実の風景を対応させる作業は地理を学ぶ上で一番大事な作業だろう。記号だけに偏ってもいけない。

地図記号ではよく分からない街の様子も、衛星写真に切り替えれば一発で分かる。逆に、衛星地図記号ではどんな風に現れるのか、それもAjaxのおかげでスムーズに切り替えできる。(ただし、Google Mapは地図記号がほとんど無いのが瑕。)

*対応させるといっても、鳥瞰的な視点でのみだけど



・・・


まとまりがつかなくなりました。
とにかくWEB2.0を教育機関にも!エデュケーション2.0!




*もちろん「紙の地図」も大事ですよね。限られた記号情報から世界を想像していく事も重要な作業ですよね。ただ現在のWEB技術を使えば もっと発展的な教育を提案できるじゃないかと思って書きました。