2005-02-14 マノン・レスコー マノン・レスコー アベプレヴォ著 美しい女に破滅する青年の話。みたいな。 と書くと谷崎潤一郎の「痴人の愛」を思い出すけど、荒筋が似ていてもフランスロマン主義作家と昭和の文豪が書きたかったことは全然方向性が違うでしょう。 「…パンに不自由しながら人は恋を語れるのでしょうか」 残念ながら現代では恋愛至上(隷属的なまでに)のロマン主義的な生き方が賛美されるとは限らないですね。