いろんなサイトのレビューを読んでいて、マルタアルゲリッチという人は何だかとても攻撃的なピアノを弾く人なんだろうと思っていました。聴きたい欲がむらむらとしていました。
てことで、大好きなラフマニノフのピアノ協奏曲三番とチャイコフスキーのピアノ協奏曲一番がを弾いた彼女のライブCDを買いました。HMVのお勧めだったからこれでいいかな?と思って買いました。
いやいや 本当に、鬼気迫る白熱したピアノ演奏でお勧めです。アシュケナージが弾いたやつよりも更にボルテージの高い、テンポの緩急も強烈についたジェットコースーターみたいな演奏になってます。
ピアノがオーケストラよりも前面に押し出されて聴こえる録音になっているので、ピアノが強調されて聴こえるせいもあるのだろうけど、それを度外視しても壮絶なピアノ演奏です。
チャイコフスキーのほうもすごい。
クラシックは演奏者の解釈の違いを楽しむ なんてよく聴きますけど、アルゲリッチのこのCDとアシュケナージのCDを聴いて、なんとなくそれが分かってきた気がします。ぜんぜん違うスタイルの演奏だから分かりやすいのかな?